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【体験談】Googleアドセンス「広告配信を制限しました」の原因は「プレビュー」だった?!

 プレビュー

Googleアドセンスから次のようなメールが届きました。

お客様の AdSense アカウントでの広告配信を制限しました

アドセンス管理画面を確認すると収益はゼロに・・・。

Twitterでも話題となっていましたが、2023年6月25日以降、広告配信の制限となったアカウントが一気に増えたようです。

今回の記事

Googleアドセンスの広告制限から復活までの流れ、原因の推察と実施した再発防止策を体験談としてまとめました。

広告配信制限のメールについて

冒頭の広告配信制限メールについての詳細は以下の通りです。

■メール配信日時
2023年6月26日 17時45分
■件名
”お客様の AdSense アカウントでの広告配信を制限しました”
■メールの内容
メールの中身を要約すると以下のようなものでした。

・AdSenseアカウントで”無効なトラフィック”の検出を受け広告配信を制限
・具体的な情報を提供はできない
・継続的にサイトはモニタリングされ、配信制限は自動的に見直しされる
・通常の制限期間は30日未満

本メールとともに、AdSenseアカウントに紐づくサイトすべてのアドセンス収入がゼロになりました。
広告配信制限メール


無効なトラフィック

無効なトラフィックとは何なのでしょうか?
広告主様の費用やサイト運営者様の収益を作為的に増やす可能性のあるクリックやインプレッションのことです。無効なトラフィックには、意図的な不正トラフィックや偶発的クリックが含まれます。
引用元:Google AdSense ヘルプ
引用元URL:https://support.google.com/adsense
無効なトラフィックの例として次の4つが上げられています。
・サイト運営者様が、ご自身のライブ広告をクリックしてクリック数やインプレッション数を増やすこと
・1 人以上のユーザーが繰り返しクリックして、クリック数やインプレッション数を増やすこと
・サイト運営者様がご自身の広告でのクリックを誘導すること(例: 広告をクリックするようユーザーを誘導するあらゆる言葉、大量の偶発的クリックを誘発する広告掲載など)
・自動クリックツールやトラフィック ソース、ロボット、その他の不正な行為を行うソフトウェア
引用元:Google AdSense ヘルプ
引用元URL:https://support.google.com/adsense
いわゆる自己クリックについては、十分注意していてクリックしたことはありません。しかし、無効なトラフィックについて調べていくうちに、AdSenseヘルプサイトコミュニティの中に重大なヒントがありました。

原因はプレビューの可能性が高い?!

2023年6月25日から2023年6月26日にかけて、TwitterのみならずAdSenseヘルプサイトのコミュニティにおいても広告制限に関する話題が盛り上がっていました。

その中にアドセンスエキスパートから無効なトラフィックの定義をかみ砕いた貴重なご意見がありました。

・ご自身で記事のプレビュー等の際に広告を表示していないか
・ツイッターやインスタ等で宣伝していないか
・家族や友人知人等で閲覧したりクリック等をしていないか
・広告を強調したり矢印等で指し示していないか
・ブログ村やブログランキング等を指してクリックを誘導していないか
・他のページを見させるような文言が入っていないか
引用元:AdSenseヘルプサイトコミュニティ
引用元URL:🚩「広告配信が制限されました」について - Google AdSense コミュニティ
恥ずかしながら、”記事のプレビュー等の際に広告を表示していないか”について意識したことがありませんでした。直近においても、ブログ記事の出来栄えやデザイン変更の確認でプレビューを多用していました。

無効なトラフィックの再発防止

プレビュー表示が原因の場合、残念ながら、すぐに広告配信を再開させる手段はありません。

なので、無効なトラフィックが再発しないよう環境を整えることにしました。実施したのは次の3つです。

【1】AdSense利用サイトの精査
AdSenseに合格したサイト全てで利用していましたが、収益の少ないサイトのアドセンス広告を外しました。

【2】プラグイン「AdBlock」の導入
広告をブロックするChromeのプラグイン「AdBlock」を導入しました。記事作成時のプレビュー表示の広告をブロックするようにしました。

【3】AdSenseアカウントとAnalyticsアカウントの連携
GA4プロパティにしてからAdSenseアカウントとの連携ができていないことが判明し、あらためて連携しました。AdSenseの広告が掲載されたページ毎の収益やクリック率などをAnalyticsの画面で確認することができるので異常に気付きやすくなります。

復活までの経過

アドセンスが復活するまでの経過は以下の通りです。

■2023年6月26日
→広告配信制限メール

■2023年6月27日
→収益ゼロを確認、Google 広告のプラットフォームのポリシーと Google パブリッシャー向けポリシーの更新案内メール(このメール内容と今回の広告制限の関連性は不明)

■2023年6月28日
→Twitter及びAdSenseヘルプサイトで同様の事態が多数発生していることを確認

■2023年7月1日
→一般情報の収集、無効なトラフィックの再発防止策を実施

■2023年7月4日から9日
→収益が少し発生(ゆるく解除?)

■2023年7月10日から14日
→収益が徐々に改善

■2023年7月15日から
→アドセンス管理画面から広告制限の案内が消滅

メールの中身を要約すると以下のようなものでした。

広告制限から約20日間で制限解除となりました

あとがき

広告配信の制限メールには、いわゆる”垢BAN”についても言及されており、かなり「ドキッ!」とさせられました。
アカウントが永久的に無効となることがあります。
引用元:Google AdSense広告制限メール
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